有機的な土づくり講習会

10月27日(金) 樹木医の山本裕美先生による有機的な土づくり講習会が行われました。
今回の講習は植物にとって良い土とはどんなものか、どういう風に土づくりをしていくかという
初心者からさらにステップアップするためのお話をしていただきました。

まず初めに土壌改良をする事で植物にどのように影響するかを実際の事例をもとに解説。
樹勢が弱ってしまった樹木を回復させるには根っこがとても大事だそうで、今回の事例では
様々な要因が重なったことで一部の根が死んでしまい、樹勢が弱ってしまったそうです。
対策として有機肥料や様々な資材を混ぜ合わせ根の周りを土壌改良をし、新しい根を出るように
土を柔らかくするそうです。これを何年も続けることで根をしっかり張らせ、樹勢回復させて
いくそうです。

 

次にお話いただいたのは微生物。
なぜ土づくりの講座で微生物?と思う方もいると思いますが、実はとても重要。
ここ数年で植物が病気になりにくい土には微生物がたくさんいることが分かってきており
微生物が多種多様で多くいる花壇や畑は豊かな土だそうです。
菌や微生物は悪いもので土を消毒するという考えから、有機物をたくさん入れて土を豊かにして
多く住む土を作っていく考えに変わっているみたいです。

 
このほかにも樹木と菌の関係や有機資材を使用した方がいい理由の掘り下げ等の書ききれないほどの
たくさんのお話をしていただきました!

ちょこっと難しい話ではありましたが、今回の講習会で得た事を参考に秋の植替えやこれからの土づくりに
役立てていただければと思います!