4月9日(水) ながの花と緑そして人を育てる講座第1回「病害虫対策について」が行われました。
令和7年度最初の講座となります。
講師の先生は樹木医の山本裕美先生の講座になります。
春になり暖かくなってくると色とりどりのお花が咲いたり木々の新芽も芽吹いてきますが、それに伴い
様々な病害虫が発生してきます。それらに負けない健康な植物を育てるためには何をしたら良いのかお話
していただきました。
植物にはコンパニオンプランツという互いに助け合いながら生育する相性の良い植物の組み合わせがあります。
科の違うものを隣同士に植えると効果的で、病害虫を抑える効果が期待でき、他にも寄せ植えや花壇の
デザイン的にも美しく見せることができるそうです。
また病害虫の防除として薬剤のお話もしていただきました。防除の世界も進化していて、植物の油から
作られた殺虫剤などが新しく出てきており、ハーブや果樹などをにも使用できるので育てている方に
おすすめだそうです。
最後にいま話題の「バイオスティミュラント」についてお話していただきました。
植物を刺激して生来持っている能力を引き出し、高温や低温・乾燥など外部環境により受けたストレスからの
回復を早めることができる新しい農業資材だそうです。
元気で健康な植物には病害虫が付きにくくなるそうです。また発生初期に対処できれば被害も最小限に
抑えることができるそうです。今回の講座を元に病害虫の防除や植物同士の力をうまく活用して植物を
元気に育てていければと思います。