ながの花と緑そして人を育てる講座「バラの剪定・管理」

12月11日(水) ながの花と緑そして人を育てる講座第9回「バラの剪定・管理」が行われました。
講師の先生は中野市一本木公園植栽アドバイザー 荒井バラ園の荒井健悟先生です。

バラを管理していく中でこれからの寒い時期は剪定をするのに適しているそうです。
なので今回は剪定の方法や注意点などを座学や実演を交えてお話していただきました。
バラは花のつき方や咲く時期、つる状に伸びるのか木立になるのかなど様々な品種があり、その種類によって
剪定の方法が変わるそうです。

木立性のバラは株全体の半分を限度になるべく外芽で切りながら剪定をし、勢いのなくなった古枝や枯れ枝、
割りばしよりも細い枝などは取り除くそうです。

つる性のバラはシュートと呼ばれる春の開花後から秋にかけて株元から伸びる太く長い枝に翌年花をつける
そうなので枝先を剪定する程度に。花が咲いた枝は太枝から伸びた花枝を半分に切り、花付きが悪くなってきた
古枝は思い切って根元から切るそうです。


講座後半では公園内に植えてあるバラを使用して先生に剪定の実演をしていただきました。
座学で聞いた内容をすぐに実演していただいたおかげでより一層分かりやすく理解できたかと思います。
またつるバラは花付きをよくするために誘引作業も必要で、そちらも併せて実演していただきました。

最後は講習室に戻っての質問コーナー。
植替えの方法や時期、標高の高い地域での管理についてなど様々な質問がありました。
すでにバラを育てている生徒さんも多く、今回の講座で興味を持たれた方もいたとの事でとても良い
講座になったかと思います。